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● 3度目の巣
クリークは昨年12月からの大雨で鳥の姿はまばらになってしまった。
特に小さな鳥は完全にといっていいほどに姿を消した。
そして2カ月。
いまだにクリークの水は濁っている。
今季はここで鳥写真を撮るということはできないであろうと思う。
と、そんなことを考えながら、いつものツチスドリの巣の横をとったら、ツチスが逃げた。
あれ、まだ巣にいるのか?
と思ってよくよく見たら、別の巣が作られていた。
これで、3個目の巣である。
振り返ると、1個目は一夜の強い嵐で枝葉にあおられてつぶされてしまった。
2個目はヒナは育ったが、なんとこれがツチスとは似ても似つかぬ茶色い鳥。
つまり托卵されてしまっていた。
そして、数十年ぶりというクイーンズランドに史上最高という被害をもたらした雨期に突入。
あれから約2カ月余。
ツチスドリはまたまた巣を作っていた。
下のビデオで最初に止まったのが前回托卵された巣。
それから、下の新しい巣に移り、抱卵を始めた。
涙ぐましい土巣鶏の種族保存への執念である。
3度目、果たしてヒナは予定通りに孵るであろうか。
ちょっと心配な、この木のピーウイーである。
2度あることは3度ある、という。
3度目の不幸はやってくるであろうか。
もしやってきたとしたらどういう形をとるのであろうか。
鳥の不幸にドキドキするわけではないが、3度目の結果を注視してしまう。
カメラをフジからパナソニックに換えた。
そのため、保存形式が違ってしまった。
画像は問題ないが、動画で支障が出てきている。
映像はキレイになったのだが、ムービーメーカーが読み込まないため、編集ができない。
撮ったそのままで載せることになってしまった。
オペレーションが理解できるまでしばらくは試行錯誤の日々となりそうである。
ツチスドリ
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